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レガシーコード生産ガイド

私に教えられることなら

「標準FORTH」を読みました

やたらと古本価格が高かったり、中身が濃いという噂で一部のマニアに知られている標準FORTHをようやく読みました。

標準 FORTH

標準 FORTH

1章で軽い紹介、2章でスタック演算と構造化を駆け足で紹介した後、3章でいきなり辞書のメモリ構造に入るなかなかイカした本でした。その後もかなり詰め込まれた標準ワードの紹介、FORTHでダンプリストやラインエディタなどFORTHプログラミング用のツール作成、最後はメタコンパイラなどやたらと濃いです。問題もかなり豊富です。

しかし全く薦められません。解説はなんというか手加減無しです。内部構造についてちゃんと解説されてはいますが、jonesforthの方がわかりやすいです。コードもFORTH伝統のスクリーン表示なのでギチギチに詰め込まれています。最近のシンタックスハイライトやふんだんなコメントに慣れた軟弱なプログラマには相当キツいです。私はアセンブリで2回本物のFORTHと言えそうなものを組みましたが、それでもちょっとこれは……と心折れました。

理解できるかは置いといて、少しでもFORTHの思想に興味がある人は一度目を通してみると面白いかもしれません。私見ですが、FORTHの一番面白い特徴はスタックや逆ポーランド記法ではありません。拍子抜けするぐらいシンプルな内部構造と、コロンブスの卵だらけな発想の塊、何故か生まれるDIY精神です。その片鱗がこの薄い本からかなり伝わってきます。

とは言え、上にリンクを貼っておいてなんですが、高額な古本価格を払ってまで読む価値があるかはかなり怪しいです。近隣の図書館に取り寄せてもらうのが良いでしょう。

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